川越駅のすぐそばの踏切で、電車の通過を待っていた。いつものように1台の通過では開かず、ぼんやりと周囲をながめていると、視界の隅にサクラが見えた。それも満開の桜である。一瞬目を疑ったが、間違いなく桜で、その脇を電車が通り過ぎた。ここにサクラがあるのは知っていたが、まさか、もう満開とは思っていなかった。少し回り道をして、桜を見にいった。サクラは、一つ先の踏切の近くにある。JR川越線も東武東上線も、この先で台地を離れるため、駅を出ると直ぐ坂を下りる。踏切はその坂の途中にあるので、道路はこっちも向こうも下へ落ち込んでいる。その坂道を見下ろすように、サクラは咲いている。そのサクラと競うかのように、花柄の電車が通過した。子供の頃この道を歩くと、両側が崖のように感じられた。その頃このサクラはまだなかったが、いま下から見上げる...早ばやとサクラ満開空に映え(川越駅踏切近くの桜)
2020/03/11 08:41