千葉県東部地域の歴史調べたり街歩きをしています。本は村上春樹さんを中心に短篇を読んでレビューを書いています。コーヒーと猫好きの中年男性が運営する雑記ブログです。
愛媛県の松山沖に大小の島々が浮かび、それを中島諸島と呼んでいる。その中島諸島の興居島(ごごしま)は、いちばん松山から近い島で三津浜港の目の前にある。興居島は今、ミカンや船踊りで有名だが、伊予富士という名山でも知られる。フェリーで興居島に向かうと、「あれがターナー島か」とすぐに気づくほどに、たしかに名画を思い浮かばせる無人島がある。旅の場所・愛媛県松山市興居島旅の日・2011.7.14書名・坊ちゃん著者・夏目漱石発行・集英社文庫1991年君釣りに行きませんかと赤シャツがおれに聞いた。赤シャツは気味の悪るいように優しい声を出す男である。まるで男だか女だか分りゃしない。男なら男らしい声を出すもんだ。向う側を見ると青嶋が浮いている。よく見ると石と松ばかりだ。赤シャツは、しきりに眺望していい景色だと言ってる。野だは...坊ちゃん (愛媛県ターナー島)
広島県に行けば(備後よりも特に安芸)、みんな生まれながらの広島カープファンで、カープの悪口は滅多なことでは言えない。鹿児島県に行けば、みんな♪西郷隆盛おいらの兄貴、で西郷どんの悪口はご法度。そして、愛媛県の松山に行けば「坊ちゃん」を市民みんな愛している。松山は「坊ちゃんの町」で、お城も温泉も、坊ちゃんとのからみを抜きには語れない。だが作者の漱石先生は、坊ちゃんほどに愛されていない。なぜなら、物語では温泉以外は見るほどのものはないといいきっている。無理もない。旅の場所・愛媛県松山市道後温泉旅の日・2022年5月18日書名・坊ちゃん著者・夏目漱石発行・集英社文庫1991年「乗り込んでみるとマッチ箱の様な汽車だ。ごろごろと五分許り動いたと思ったら、もう降りなければならない。道理で切符が安いと思った。たった三銭で...坊ちゃん (愛媛県道後温泉)
第一小学校の南側の門から、八重桜と山桜の咲いているのが見えた。校庭では、体育の授業が行われていた。右手の方には、別のクラスが体操をしていた。どちらも、新入生のように見えた。八重桜は、門のそばから山桜まで続いている。手前の桜を見上げる。見ごろだが、満開少し前の感じがする。一番良く咲いているのは、山桜の手前の木だった。枝垂れ桜のように咲いている。南側の高いネットの所にも八重桜が咲いていた。そのそばの桜も、まだ花が残っている。角を曲がり、上り坂になるところにも、八重桜が咲いていた。となりの桜にも少し花がある。坂道を上る間も、子どもたちの声が聞こえていた。体育する新入生か八重桜(第一小学校)
金田一耕助さんが大活躍する映画は多いが、「KADOKAWA映画」が特によく知られている。「獄門島」は、笠岡沖がモデルで映画も笠岡沖の六島で行われた。大原麗子が六島に来た。似たような題名で、「悪霊島」がある。鵺(ぬえ)の鳴く夜は恐ろしい!「悪霊島」は、鷲羽山沖がモデルで、主役は鹿賀丈史(金田一耕助)。笠岡市西ノ浜を歩くシーンが映画に登場する。小説でも映画でも、重要な役目で神楽の一行が登場する。作者・横溝正史は、備中神楽のことをよく調べて物語に組み込んでいる。旅の場所・岡山県井原市青野町「葡萄浪漫大神楽」旅の日・2024.4.14書名・「悪霊島」著者・横溝正史発行・角川文庫昭和56年「悪霊島」横溝正史角川文庫昭和56年発行第十一章神楽太夫このへんの神楽はいつか三津木五郎もいっていたとおり、備中神楽とよばれてい...悪霊島(岡山県井原市)
4月の15日、地方庁舎跡の桜はまだ咲いていた。こんなに遅くまで咲いているのはめずらしい。氷川神社の桜も遠目に、咲き残っているように見えた。近くで見ても、まだ多くの花をつけていた。以前見たときは、下の方がよく咲いていたが、この時は、上の方の花が多かった。花はまだ残っているが、地面には多くの花びらが落ちている。石鳥居の脇に、赤いツツジがきれいに咲いていた。それを撮っている間、風に吹かれた花びらが、つぎつぎと頬を打って落ちて行く。境内の2本の桜も、一面に花びらを落としていた。まだ少し花を残した桜よりも、脇の紅葉の新緑の方が目立っていた。次の日、地方庁舎跡の桜は、かなり変色していた。やはり、あれが今年最後の見ごろだったようだ。散る桜風に吹かれてほほを打つ(雀ノ森氷川神社)
先週の土曜日、喜多院山門脇の桜は、前に見たときより良く咲いていた。鐘楼門前の露店はまだ営業していた。一方、慈眼堂下にあった花見茶屋は、すでになくなっている。桜の下は広く空いていて、一組だけ丸くなって花見をしていた。花見茶屋のあった所へ行くと、見慣れない花が咲いている。いままで気付かなかったのが不思議だが、鬱金桜が咲いていた。枝垂桜ほどではないが、垂れた枝に多くの花をつけている。八重ではないようだが、まとまりを作って咲いている。私が写真を撮っていると、別にカメラを向ける人がいた。多宝塔周辺の桜もまだ残っていた。その桜を見上げて、熱心に撮っている女性がいる。庫裏入り口の枝垂桜は、すっかり葉桜になっていた。そのため、下に咲いているミツバツツジがよく目立つ。前回、観光客が多くて撮れなかった、水琴窟そばのミツバツツ...花見茶屋なくて現る鬱金桜(喜多院)
当ブログへ初めてご訪問の皆さま、また日頃からお読みくださっている皆さま、ありがとうございます・今日は本家嫡子「久澄」さんの命日でした。関連過去記事→『今和泉島津家と永吉島津家と』・昨年初めてちゃんとお墓参り出来ました。・FBには投稿していたのですが、こちらのブログにはまた後日・我が家の庭で今年もアマリリスが花を咲かせました♪気軽に携帯からアップするつもりがちょっと勝手が悪い...もうちょっとどうにかしたい〜ではおやすみなさい😴にほんブログ村久澄さんの命日
Contents1 今日の更新より2 今日のとど鉄 今日の更新より 釜石映画案内(S37.7.5岩手東海新聞) 自民党釜石支部に選挙違反で手入れ(S37.7.3岩手東海新聞) 今日のとど鉄 釜石の社畜はキハ52で帰ります […]
晴れと雨を繰り返すお天気しばらく雨模様でしたが今日は久しぶりのお天気です 先日ですが西広島駅あたりにお散歩に行きました この花はイモカタバミとiPhoneが教…
愛媛県の松山沖に大小の島々が浮かび、それを中島諸島と呼んでいる。その中島諸島の興居島(ごごしま)は、いちばん松山から近い島で三津浜港の目の前にある。興居島は今、ミカンや船踊りで有名だが、伊予富士という名山でも知られる。フェリーで興居島に向かうと、「あれがターナー島か」とすぐに気づくほどに、たしかに名画を思い浮かばせる無人島がある。旅の場所・愛媛県松山市興居島旅の日・2011.7.14書名・坊ちゃん著者・夏目漱石発行・集英社文庫1991年君釣りに行きませんかと赤シャツがおれに聞いた。赤シャツは気味の悪るいように優しい声を出す男である。まるで男だか女だか分りゃしない。男なら男らしい声を出すもんだ。向う側を見ると青嶋が浮いている。よく見ると石と松ばかりだ。赤シャツは、しきりに眺望していい景色だと言ってる。野だは...坊ちゃん (愛媛県ターナー島)
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