在野の研究者の歴史書から学んだ結果をまとめたもの
鉄砲鍛冶屋敷@関西文化の日
戦国時代におけるキリシタン信仰普及の真相を探る ~乱世におけるメシア思想の視点から
大洲城
なぜ人は争うのか?戦国の時代と現代の平和への思いをつなぐ
【信長の合戦】小口城の戦い~犬山城攻略【尾張統一編】
【信長の合戦】桶狭間の戦い【尾張統一編】
探検620 マイ・ヘルメットには愛がある
【歴史年表で追う】信長・秀吉の戦いと政策を比べて覚える
【南北朝時代】北畠親房&北畠顕家【逃げ若】
家紋から日本を知る
【信長の合戦】村木砦の戦い【尾張統一編】
【歴史年表で追う】室町時代2つの争乱期、南北朝・戦国
SHOGUN(将軍)
【信長の合戦】浮野の戦い【尾張統一編】
【レビュー】『織田信奈の野望』の丹羽長秀は100点です【アニメ版】
石山寺(いしやまでら)紫式部が『源氏物語』を執筆した場所として有名です 滋賀
光る君へ 45回
小野小町ゆかりの随心院(4)能の間~小野小町ゆかりの品々
【光る君へ】#44 最終回?一同揃った豪華絢爛望月の夜、まひろと道長が万感の思いを交わす
【源氏物語】二十帖「朝顔(あさがお)」簡単あらすじ&登場人物と感想
小野小町ゆかりの随心院(2)小町文塚~榧の大木
【源氏物語】十九帖「薄雲(うすぐも)」簡単あらすじ&登場人物と感想
【源氏物語】十八帖「松風(まつかぜ)」簡単あらすじ&登場人物と感想
小野小町ゆかりの随心院(1)小町の化粧井戸
紫式部の先祖ゆかりの勧修寺
「西山なる御寺」のモデルとされる御室仁和寺(2)
京都文化博物館「近衞家 王朝のみやび 陽明文庫の名宝14―御堂関白記と源氏物語」
「西山なる御寺」のモデルとされる御室仁和寺(1)
【源氏物語】十七帖「絵合(えあわせ)」簡単あらすじ&登場人物と感想
NHK 光る君へ に、ツッコミたい(というか感想?) 11/17
評価:55点/作者:杉本一樹/ジャンル:歴史/出版:2010年 『日本史リブレット 74~正倉院宝物の世界』は、山川出版社の「日本史リブレット」の第74弾。奈…
1800年11月5日、ピウス7世は、スピーナ大司教をパリに派遣し、コンコルダート、即ち、政教和約の締結の交渉を開始した。ピウス7世は、ピウス6世の友人であった…
神体山・磐座・ご神木など『風土記』の時代から続く原始信仰の絶景を紹介します A magnificent view of an ancient Japanese shrine and temples
にほんブログ村6月27日は清須会議が行われた日です。清須会議とは、本能寺の変で信長が討たれ、その後秀吉が光秀を討った後の織田家の跡継ぎ問題をどうするか、が話し合われた会議です。日本史上で初めて、会議で歴史が動いたできごととされています。そこで、今回はこの清須会議を映画化した三谷幸喜監督が、映画を撮る前に自ら執筆した小説『清須会議』をおすすめします。6月27日は何の日? 『清須会議』この小説は、清須会議に登場する人物のモノローグで成り立っています。一応
伊勢一向一揆鎮圧の直前、1574年(天正二年)4月、柴田勝家は、信長の高屋城の戦いに参戦している。摂津国の池田勝正、讃岐国の十河一行、雑賀衆の鈴木孫一、三好義…
八雲さす出雲の子らが黒髪は吉野の川の沖になづさふ (柿本朝臣人麿)柿本人麿は九州王朝の人という説があるようだが、私もヤマタノオロチを九州の伝説と考えているので興味を持っている。上記の歌の解説には納得がいかない。以前読んだ本に「九州銅鐸圏」というフレーズがあったので読み返したが、吉野ヶ里遺跡でも銅鐸が出土している。また鋳型も近くの佐賀県鳥栖市と福岡市で出土している。国譲りはまず北部九州で行われたとみる。ヤマタノオロチはズバリ邪馬壹国自身かもしれない。井上悦文氏
鎌倉仏教の浄土真宗・親鸞さんのお考えはこうだ。~身分が高いとか低いとか、金持ちだとか貧乏だとか、 メタボだとかスリムだとか、要するに人間個々の「違い」なんて ものは、阿弥陀如来の存在の大きさに比べたら、ほんとに ちっぽけな誤差に過ぎないのだから、無視でき
ずっと謎だった、石見型と言われる形。この形は石製品、木製品、埴輪などに見られる。儀仗と推測されてきた。しかし何を意味するのかは分かっていない。私もこれまでいくつか考えてきた。以下のように。単・干の漢字の原型である盾と羽飾り 騎馬民族?アルファベットのX・Y(三重県宝塚一号墳の船形埴輪の飾り)ヨーロッパ文化?卯杖 枝を糸や組み紐で束ねたもの 漢代の風習?エジプトのジェド柱?そして私が石見方の最古の形と考えているのは、福岡県糸島市の釜塚古墳の石見型木製
ローマの民衆は、死体裁判に反発して、暴動を起こすと、ステファヌス7世を捕らえて、殺害した。後任の教皇ヨハネス9世は、898年に、アルヌルフの戴冠を無効と宣言す…
名前や地名にある「木」、「城」は「から来た」の意味である場合が多い。崇神天皇の「ミマキ」は任那(ミマナ)から来たと考えられ、平木は新羅、厳木(キュウラギ)は木浦から来た可能性がある。更に発展させると、茨木(大阪府)・茨城は井原から来たと考える。井原は伊都国の三雲・井原遺跡周辺だ。茨城の筑波山の「筑」は筑紫のと思う。応神朝に筑紫刀禰が国造に任ぜられている。そして佐々木は「楽々浦(ササウラ)」が兵庫県豊岡市にあるが、ここではないだろう。しかしこの地にある気比神社
お待たせしました~! 愛知県の名古屋市でも、「悪の根源」のセミナーを開催することが決定しました。 中部地方の方、ぜひ受講してくださいね。 再受講の方も、大歓迎です。 以前にも書いたのですが、大切だと思うので、再掲載しますね。 そもそも、なぜ、「愛知県」というのでしょうか?2005年くらいに、世界的なチャネラー、リサ・ロイヤルさんの講演会が、愛知県長久手市で開催されたことがありました。その時に私は、主催者の方から、ゲストスピーカーとして招待され、壇上に上がって、短いスピーチをしたことがあります。講演では、リサさんが、とても興味深い話をされていました。リサさんが、長久手市の土地を、リーディンして解…
前回からの続きです。 私たち調査チームは、京都市内にある、「養源寺」に向かいました。 もう一度、その地上絵を紹介しますね。 拡声器のようなものをもったパイロットが、右側を向いて、操縦しているように見えますね。 着きました。 なんと、わざわざ、東京から調査に来たのに、あいにく、この日は、閉館になっていました。 一瞬、ガッカリしましたが、気を取り直して、見える範囲で調査することにしました。 友人たちとは、 「これは、また来なさいという意味ですね」 こう言って、笑いながら、調査を続けました。 門の前には、「血天井」という看板がありました。 こういうものは、実はダミーなのです。 つまり、本当に大切で歴…
何度も紹介している、「地上絵」の話題です。 地球上には、まさに、「神々の足跡」と呼んでもいいような痕跡が、無数にあります。 その中でも、日本列島の中に、山ほどある地上絵は、とても芸術性も高く、素晴らしいものばかりです。 この人工的な作品は、ウルトラ級のサイズなので、もちろん、人間には造ることは、不可能です。 だから、正確には、「神工的」なものなのです。 日本列島だけでも、ここ数年の間に、私は、100個以上の絵を発見しています。 そして、これは同時に、地球最大の秘密でもあるのです。 つまり、 「地球という惑星には、自然現象で造られたものなど、一つも無かった。全ては、意図的に、何かの計画のために造…
ここから、一気に佳境に入ります。 心の準備をしてから、読み進めてくださいね。 「清水寺」にも行ってきました。 新型コロナウイルスの騒動のおかげで、どこに行っても、空いているし、たまに空いている店も、サービスが、とてもよかったり、いつものホテルも、眺めのいい部屋が、安くで泊まれたりと、いいことずくめでした。 個人的には、この騒動、もっと続いてもらいたいです。(笑) ガラガラの商店街です。 清水寺の入り口で、皆で待ち合わせしました。 天気も良く、最高でした。 歴史の勉強をしていると、いろいろなことに気が付き、とても楽しいです。 子供から、 「何のために、勉強するの?」 こう質問されたら、即座に、 …
今年になってからの京都の調査では、「天龍寺」にも行きましたが、その相方の「南禅寺」にも行きました。 なんでも、この両者は、セットになっているようです。 午前中に、JR京都駅で待ち合わせして、南禅寺に向かいました。 出発前に、ホテルの前で記念撮影しました。 着きました。 建物を見ると、ここも明らかに、巨人族がいた痕跡があります。 柱や屋根などが、高いのです。 普通の人間のサイズには、必要のない高さだということが、すぐにわかります。 皆で、境内を探索しました。 赤レンガの橋ですね。 まるで、パラレルワールドに行くトンネルのようですね。 地図を見ると、「虎の子渡し」という場所もありました。 おそらく…
京都では、「鞍馬山」にも行きました。 ここには、14年前に、当時付き合っていた彼女と、最初にデートした思い出の場所でもあります。 その当時は、まだ、宇宙考古学には、目覚めてなかったので、普通の観光でした。 しかし、宇宙的な視点をもった現在では、境内など、とても新鮮に見えました。 視点が変われば、同じ景色でも、まさに別世界に見えるのです。 この日は、大人数での調査になりました。 門の前での記念撮影です。 実は、この門に、この寺の最大の秘密が隠されていたのです。 どの神社仏閣でも、そうなのですが、その寺や神社の真実の意味は、名前にあります。 しかし、本当の秘密など、そんなに簡単には、明かしません。…
先週、用事ができたので、久しぶりに渋谷の街を訪れました。 スクランブル交差点を歩いたりすると、やはり、まだまだ、マスク姿の人が多いことに、気がつきました。 誰もいないところでも、マスクを付けている人を見ると、マスコミの情報を鵜呑みにして、恐怖心だけで、付けているように見えます。 私は、友人たちと、これらの人々を、「マスク星人」とか、「マスク真理教」と呼んでいます。(笑) 「マスク真理教」の信者たちには、もちろん、教祖や幹部たちがいるのですが、どうして、これらの権力者たちが、一般庶民に、マスクを強要するのか、その理由の一つが、最近わかってきました。 何度も書いているように、「新型コロナウイルス」…
讃岐(サヌキ)は、倭王讃+岐(敬称語尾)と考える。岐は神社名によく出る字であるが、現在でも「おじき(叔父貴)」のように残っている。長崎県佐世保市に「早岐」という地名が残っているが、これはモンゴルや古代朝鮮の首長を表す言葉で、チンギスハンのハンと、同じく敬語語尾の岐で、現在は「ハイキ」と読む。同じく長崎の諫早も古くは「伊佐早」であり、長崎のこの二つの地名は未確認であるが、同様の由来を持つと考えている。さて倭の五王の武の上表文「封国は偏遠にして藩を外に作
「騎馬民族征服王朝説」で有名な著者の初めての一冊でした。扶余族からでた、辰王朝から新羅・百済が独立し、残る弁韓の加羅人・倭人が協力し北九州に南下し、任那に根拠地として、実在が疑われる「任那日本府」は故地として半島進出の足掛かりの地としての役割を担ったところというのが説の大筋です。「騎馬民族征服王朝」という刺激的なネーミングをされて、当時は皇室に対するタブーがなくなった時代とはいえ文化勲章を受章されています。日本言論の自由が保障されたいい国だなあと思って読み進めていま
評価:55点/作者:前沢和之/ジャンル:歴史/出版:2008年 『日本史リブレット 72~古代東国の石碑』は、山川出版社による、「日本史リブレット」の第72弾…
フーシェは、ナポレオンにさえ、秘密裡に、秘密警察に爆発現場の遺留品を徹底医的に集めさせ、使用された、荷馬車の馬の持ち主を割り出し、実行犯を突き止めた。 王党…
出雲は天孫族に国譲りをした。しかし出雲国はその後も残っている。これは、国譲り以前は、出雲の国の範囲はもっと広かったと考えられる。天照大御神が太陽、それと対称的な存在の素戔嗚尊のイメージは雲。だから出雲国、というように連想からくる名前だと考えていたが、実際は土地の特徴を表した名前ではないだろうか。結論から言うと「雲=砂鉄」だ。常用字解(白川静)では群がり集まる雲の性質から派生して「多くのものが群がって区別しがたい状態」も意味するとある。砂鉄は砂粒と紛れ、混在し
陸上では、東の市江口から、信長の嫡男である、織田信忠の部隊、西の賀鳥口からは、柴田勝家の部隊、中央の早尾口からは、信長本隊の三隊が、進軍した。更に、海からは、…
神体山・磐座・ご神木など『風土記』の時代から続く原始信仰の絶景を紹介します A magnificent view of an ancient Japanese shrine and temples
これを読んで歯切れが悪い、どっちつかずと思う方がいれば、それはあなたの気が早いからだ。「科学者として責任を持った解答ができないかぎり,応えてはならないというのが、科学者に課せられた責任だと考えています。」これを逃げ口上と、勘ぐってはいけない。人間は明確であることを好む傾向がある。矛盾したことや、理解できないことにストレスを感じる。「怒り」でさえ、そういった「理解できないこと」に対する反応の一種ではないかとも思う。「なんでそうなるんだ!」「なんでそんなことをい
日本語の面白い語源・由来(わ-③)山葵・割り下・割れ鍋に綴じ蓋・若いツバメ・脇役・腕白・わくわく
日本語の面白い語源・由来(わ-②)割を食う・公魚・鰐・ワッフル・勿忘草・若布・私
日本語の面白い語源・由来(わ-①)我儘・渡りに船・吾亦紅・ワクチン・分かる・惑星・割り勘
日本語の面白い語源・由来(ろ-③)ロハ・狼藉・呂律が回らない・ろくでなし・ロボット
日本語の面白い語源・由来(ろ-②)浪人・ロースト・廊下・ロンパリ・ロース・緑寿・蝋燭
日本語の面白い語源・由来(ろ-①)蠟梅・老婆心・狼狽・浪漫・路地・壟断・驢馬
日本語の面白い語源・由来(れ-②)レシピ・蓮華・レントゲン・レオタード
日本語の面白い語源・由来(れ-①)レトロ・レム睡眠・連翹・檸檬・煉瓦・レストラン・レタス
日本語の面白い語源・由来(る-①)ルビー・坩堝・ルーキー・ルビ・ルンペン
日本語の面白い語源・由来(り-④)梨園・料理・立錐の余地もない・利息・流行・林檎・リンチ
日本語の面白い語源・由来(り-③)栗鼠・リュックサック・立派・リムジン・リヤカー・領袖・力士
日本語の面白い語源・由来(り-②)リレー・理想・リアス式海岸・竜胆・柳眉倒豎・リゾット・リンパ
日本語の面白い語源・由来(り-①)竜舌蘭・梁山泊・リウマチ・李下に冠を正さず・凛々しい・竜・溜飲が下がる
日本語の面白い語源・由来(ら-③)ラムネ・ランドセル・埒が明かない・落語・ラリる・ラーメン
日本語の面白い語源・由来(ら-②)ラナンキュラス・猟虎・ライバル・ラグビー・ライ麦・落花生・落書き
一番読んで頂きたいのは、正木裕氏の「『魏志倭人伝』伊都国・奴国の官名の起源」です。タイトルの二国には「泄謨觚(せもこ)・柄渠觚(へくこ)・兕馬觚(じまこ)」という官名があり、それは中国の殷・周時代の青銅器の祭器名を由来とし、それを爵制として倭人が取り入れたものだとしています。青銅器そのものはこれま国内で出土はしていませんが、現在も結婚式の形態、神前式で用いられる「三三九度」「三献の儀」も周代の儀礼が形を残ったものです。青銅器「爵」の形(尖った二つの注ぎ口)が
一方、グイード2世の皇帝戴冠の同年である、891年、ローマ教皇ステファヌス5世が、死去すると、フォルモススが、ローマ教皇に選出された。フォルモススとグイード2…
蒲生野で詠まれたと言われる額田王、大海人皇子の相聞歌は有名だ。壬申の乱の引き金にもなったといわれてもいたが、白洲正子さんのエッセイ「近江山河抄」では、この歌を詠んだ時には二人は年を取り過ぎていた。これは戯歌あるいは儀礼の詠歌だと書いている。しかし蒲生野の風景はこの歌のように今でも美しい。広義の蒲生野は広く、鏡山、雪野山、瓶割山、箕作山、布施山、繖山とやわらかかな稜線を描く山々が、いくつも島のように浮かんでいる。山に囲まれたこの土地では、どこにもかくれ里の趣がある。
主題としては倭人は伽耶人であり、天皇家も伽耶出身の九州王朝からの分派である、とまとめれる思います。古田武彦氏の九州王朝説を採りつつ、朝鮮半島の伽耶が母体のままであり、任那は北の地を意味し倭側の名であるという古田氏の説とは反しています。細部をここで比較することはしませんが、古田氏も「解説にかえて」で著者が日本の学界とは違い”黙殺”ではなく、正々堂々と九州王朝説を論じつつも、細部では異説を唱えられたことについて歓迎の言を述べ、失礼の批言と言いつつ紙上で論説しています。古
神体山・磐座・ご神木など『風土記』の時代から続く原始信仰の絶景を紹介します A magnificent view of an ancient Japanese shrine and temples
神体山・磐座・ご神木など『風土記』の時代から続く原始信仰の絶景を紹介します A magnificent view of an ancient Japanese shrine and temples
評価:55点/作者:木本雅康/ジャンル:歴史/出版:2008年 『日本史リブレット 69~遺跡からみた古代の駅家』は、山川出版社の日本史シリーズ、「日本史リブ…
前方後円墳の源流は高句麗の積石塚にあるという内容です。高句麗の積石塚には円墳、方墳、前方後円、四隅突出形があり、出雲地域の四隅突出形古墳の原型も高句麗積石塚に歴史を遡れるようです。騎馬民族説の江上波夫氏も「天皇家は高句麗と同じく松花江畔の夫余族」から出たと言っていましたので、高句麗に何らかの関係がありそうです。実際挿絵の測量図を見ても、くびれの確認できる前方後円墳に近い形をしています。森浩一氏が言う、「阿讃積石塚分布圏」の古墳群の中にも積石塚の前方後円墳があり、定型化前の段
1800年12月24日のクリスマス・イヴの夜に、ナポレオンは、ハイドンのオラトリオ、『天地創造』の初演に臨席するため、テュイルリー宮殿から、オペラ座へと向か…
短編の中の一つ「兜率天の巡礼」は日ユ同祖論や景教にまつわる話です。物語の中盤で作者は「ここまで書いて、実を言えば語り手は閉口している。(中略)一体どの程度まで正気で閼伽道竜が景教の研究などに凝りはじめたのか、この物語の語りてにも疑問である。」と自身の戸惑いを吐露する一文がはさまれます。にわかに信じがたい、これを信じるのは一種、狂気の沙汰だと。これは日ユ同祖論をやる人が誰しも共感するところではないでしょうか。しかし物語は続いていきます。存在不明の祖先の見えない影を追い
しかし、白山城の中島将監は、顔を見せなかったため、信長は、佐久間信盛・蜂屋頼隆・丹羽長秀・羽柴秀吉の四人人に命じて金掘り攻めをさせ、退散させた。しかし、大湊の…
予備校の講師をされてるだけあって、すごく簡潔でわかり易いというのが、一番の印象です。流れを理解するのにはもってこいの「参考書」です。世界の主な宗教、それにまつわる神話や歴史について一通り書かれています。一番読みたかったのは「ミトラ教」についてですが、こうもあっさりした文で読むと「謎」だと言って普段小難しく考えていることがなんだか可笑しく思えます。インド・ヨーロッパ語族の祖先が祭っていた神がミトラ神であったのです。「ミトラ教」も含め全ての宗教や歴史に対して、よく練られ
大阪の堺の由来は、摂津国、河内国、和泉国の国境であったからと、以前知りましたが、これを疑うのは古代史をやる者の悪い癖でしょうか。ギリシアのヘロドトスの記した「歴史」の中に「ペルシア人はスキタイ人をすべてサカイ人と呼ぶ」という箇所がある。サカイ人の「人」は二重に翻訳されていると思うのだが、大阪の堺の語源はこのサカイであると考えたい。実際日本に来ていたサカイと呼ばれる人が、ヘロドトスが言うサカイかはわからない。匈奴や、塞かもしれない。しかし沖ノ島から出土した金製指輪はス
ルドルフ1世は、ブルグント系のアルトドルフ伯、ヴェルフの曽孫である。ヴェルフは、ルイ1世の二人目の妻で、シャルル2世の母、ユーディットの父ある。ルドルフ1世は…
いよいよ「日ユ同祖論」の本の紹介です。とてつもない大きな謎の一つです。聞くだけで、ワクワクします。興奮します。と言っておきながら私は、「日ユ混交論」という、日本の文化にちょっと影響があったかな、くらいの立場です。信じる方が楽しいですがヤミクモではいけません。この本はあばかれてしまった高貴な人物の墓、高松塚古墳の被葬者が誰かという問いを軸に天皇家とユダヤ人の関係を追うストーリーです。内容の多くはネットにも見受けられるものが大半ですが、その被葬者の母系の一族、胸形氏や猿
8000円。高いか、安いかはもちろん人によって様々ですが、私は買って後悔はしていません。同じ解説が散見されますが、それは理解の為の方便として許容範囲内です。「木島坐天照御魂神社-三柱鳥居の謎と秦氏-」の段はありますが、日ユ同祖論や景教徒であったことなどは日本に入った時期が中国より早いため否定されています。しかし「韓神」という神へ牛を殺して捧げる習俗については一部書かれています。まだ謎が残り、まだまだその線は消えていないように思われます。信仰、製鉄、養蚕、木工、芸能と多くの分
世界史で安史の乱や、安禄山、楊貴妃のことは習った覚えはあるが、それがどんな出来事であったを覚えている人は稀でないだろうか。まして安禄山がソクド人(イラン系)と突厥(トルコ系)の人種の混血で、私達の想像する中国人とは違うことなど知らないのが当然だと思う。私もそうであった。そして中国に限っては「安」姓はもともと漢人にはない姓でソグド人が漢字文化圏で名乗ったものなのだ。それを知るとまるで歴史の見方が変わってくる。景教や祆教の文化への浸透は理解しても、当時の幽州(現在の北京)を行き
中国の太伯と卑弥呼のつながりから、神武東征後の新伊都国までの歴史について書かれています。最近読んだ古代史の中で、私の研究の基本的方針となる本になっています。記録にない神武の姉の名前や、神武の一族と思われる阿蘇の「井氏」の発見などの独自のトピックもあり、研究の後進者として参考になります。三角縁神獣鏡の「景初三年」の続きの銘文について解説され、歴史資料の捉えかたに新たな知見を得た気がしました。字の大きさを含め、文章に読みにくさはありません。伊都国に記紀の地名を探す段は是
これまで日本の古代のをやるのに、朝鮮の王族の名前にあっぷあっぷになり、中国の夏、周王朝で腹を下し気味になったところなのに、もうどうすんの!って話なんですが、「スキタイ」は別腹です。デザート程度につまみ食いしときましょう。NHKの「アイアンロード」は録画し何度も見ていますが、ああやって映像で見せられるとすんなり理解できますね。なるべく視野は広く持っておいた方が躓きません。遊牧民、騎馬民族が文明の外にいたのではなかったことがわかります。もちろん彼らの文明の影響も日本に届いていま
NOTEに掲載していますが、ウェブサイト開設の自己紹介としてブログでも発信してゆきます。ヤマタノオロチ退治は記紀には登場しますが、出雲風土記には登場しません。本当の理由はわかりませんが、基本的に出雲での出来事ではないから書かなかった、書けなかったと言えそうです。佐賀県西部に腰岳と黒髪山という山が隣接してあります。黒髪山には、黒髪神社という肥前最古と言われる神社と「天童岩」という朝鮮半島由来っぽい名前の立派な岩山があります。ヤマタノオロチはコシから来ましたが、腰岳は縄
まず表紙の船形埴輪の写真で、「ジャケ買い」でした。両端の形は剣の柄と蓋(キヌガサ)とわかるものの、中央の石見型といわれるX・Y字の立物に、興味が集中します。同じ三重県に「伊勢」「志摩」地名があるので、私は福岡県糸島市に居たと考える神武天皇や伊都国との関係を想像しています。この本で特に注目する内容が、同じ三重県内にこの船形埴輪と同じ装飾をした船でのお祭りが現在も行われていることです(写真アリ)。もしろん船形埴輪が知られる以前から行われるものだそうです。お祭りの船には前
評価:60点/作者:寺崎保広/ジャンル:歴史/出版:2002年 『日本史リブレット06~藤原京の形成』は、山川出版社による、「日本史リブレット」の第6弾。「日…
フランス軍とオーストリア軍は、ポッツォロの村を、六回に渡って、奪い合いを行い、激しい戦闘が続いた。フランス軍の1万人に対して、オーストリア軍は、三倍の3万人に…
にほんブログ村6月2日は、1582年に本能寺の変が起こった日です。さまざまな謎を抱えるこの本能寺の変、小説やドラマの題材として頻繁にとりあげられていますよね。私も歴史ミステリー好きで、そういった本を何冊か読みましたが、一番納得がいって驚いた小説、加藤廣『信長の棺』を今回はおすすめしたいと思います。6/2は何の日? 『信長の棺』この物語の主人公は、太田牛一。信長と秀吉に仕え、信長唯一の伝記『信長公記』の作者です。物語は、太田牛が信長から直々に、「他言無
在野の研究者の歴史書から学んだ結果をまとめたもの
日野市および周辺の地域情報や歴史にまつわる話を取り上げています。
日本100名城・続日本100名城に関する記事なら何でもOKです
親鸞
令和3年(2021年)の大河ドラマ「青天を衝け」を応援しましょう。
ガイドブックに載っていない、ローマの観光スポットを歴史とともに語る。
夫余(ふよ、朝鮮語: 부여、拼音: Fúyú、正字体:夫餘)は、現在の中国東北部(満州)にかつて存在した民族およびその国家。扶余(扶餘)[1]とも表記される。 https://ja.wikipedia.org/wiki/夫余
町奉行・寺社奉行・公事方勘定奉行、自身番屋・辻番・木戸番、火付盗賊改、関東取締出役、目明し・岡っ引き・手先、囚獄、評定所などに関するトラバ用テーマです。
私が書き残しておかなければ、永遠に埋蔵金が発掘されないであろうと思い、気力と体力のあるうちに30数年前に埋蔵金の研究をしたことを記載する。当時、埋蔵金発掘番組が世間を騒がしていたことを記憶されている方もおられると思うが、日本トレジャーハンティングクラブの代表として、TV局に番組の修正を依頼した経緯なども付け加えておく。
戦後GHQは昭和三年から昭和二十年までに刊行されていた書物のうち7769点を指定し、本屋などで流通していた書籍を没収・廃棄し、戦後の日本人に読めなくしました。 どのような書籍が没収されていたかを調べると、軍国主義的な書籍よりも圧倒的に多いのは、戦勝国にとって都合の悪い史実などが書かれた本であることが分かります。 GHQ焚書は、「国立国会図書館デジタルコレクション」で、3割程度の本がネットで公開されています。実際に読んでみると、戦後詳しく知らされてこなかった史実などが満載です。