HN【御座候/はむはむ2世】が江湖に問う「哲学から下ネタまで、何でもありの型にはまらないブログ」……ではなく、歴史学者・亀田俊和、呉座勇一氏らの『歴史の真実』の他、呉座・日本史界隈、本邦のアカデミズムの闇などを検証しているブログです。
裏切り[朱全忠の成立]--------------------------「降ってもはたして受け入れてくれるかな」「俺の評判は極めて悪いし」と溫「そんな事をいっている場合ですか」「敵軍はどんどん増えているのに、こちらにはろくに援軍はきません」「孟楷どもが殿を讒言しています。もう生命が持つかという問題です」と側近の謝瞳が叫んだ。援軍を頼むために京師の黄巣のもとに派遣されが、まるで取り合ってもらえなかった怒りで顔が真っ赤である。官軍に対する最前線の華州城では不穏な空気がただよっていた。「河中の王重栄から密書がきています」「都監の楊復光からもです。奴らも焦っているのです。」「官軍につくなら今です」と部下達はすっかりその気になっている。「しかしなあ・・・・、俺ではな・・・」ひとかけらの土地もなく、農奴としてこき使...裏切り[朱全忠の成立]
教養[玄宗の幽閉]--------------------------「くそ、馬鹿にしやがって」李輔国は顔を真っ赤にしてつぶやいた。肅宗を擁立し、飛ぶ鳥を落とす勢いの輔国である。自分の前では宰相も将軍も頭を下げ、顔色をうかがうところが興慶宮の玄宗上皇のもとに行くと、成り上がりの田舎者扱いだ。玄宗の周りは優雅な側近達が取り巻き、教養のない輔国には理解できないやりとりが続く「誰が安禄山の乱を鎮定したと思っているんだ」「軍政のことなら俺が一番理解しているんだ」と輔国は腹立たしかった。肅宗の元に戻ると「上皇様の側近達は、帝を廃して復位をねらっています」と奏した。「まさかそんなことはあるまい」と肅宗「帝の即位は変則でした。上皇様はともかく、側近達は不満に思っています」たしかに禄山の乱に敗走の途中、側近達によって擁立...教養 [玄宗の幽閉]
佞臣[鄭注立身]--------------------------「監軍殿より、厳重注意してもらえませんか」「あの鄭注という奴には、がまんできません」「なぜあんな奸物を、節度使殿は近づけるのかわかりません」「上には媚へつらい、下には徹底的に傲慢になるやつです」「わかった、李愬殿に注意してみよう」武寧監軍王守澄はうなづいた。そして愬の所に赴くと、聞いてきた注の悪い噂をつげて諫言した。「名将といわれる殿ですが、文臣をみる目はなかなか甘いようですな」「いや、そう言われるが注は奇才で捨てがたい人材ですよ」「奸物ほどそういうものなのです。追放された方がよい」「そうですかな、明日、注を監軍殿の所に行かせます、一度話を聞いてやってください。その上で問題があるなら追放もしかたがありませんな」「まあ話ぐらいは聞いてやりま...佞臣 [鄭注立身]
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誤解を受けやすい新興宗教の中でも特に悪名高いのが・・・・! しかし、「狭き門から入れ」と言われるように、噂に惑わされずに、悪評・中傷を取り除いて中心となる教えを見てみると、これ以上に正統派と言えるものはないかも!
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