西洋史(ヨーロッパ史)

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂

ローマの中心に大きくそびえ建つ真っ白な建造物。  別名「国家の祭壇」とも呼ばれるヴィットリオ・エマヌエーレ統一記念堂は、首都ローマのシンボルとなる、イタリア一…

羅針図またはRosa dei Venti

 ヴァティカン美術館を訪れようという人の大半は、ミケランジェロの⎡天地創造⎦（天井画）や⎡最後の審判⎦、それにラッファエッロの⎡アテネの学堂⎦がお目当てでしょ…

カステッリ・ロマーニを贔屓にする理由　修道院編

カステッリ・ロマーニの中でも、超一流エリートの住む町、グロッタフェッラータには、歴史的に異色の修道院があります。 修道院内の聖マリア教会からはギリシャ語の説教…

第3位【ナポレオン・ボナパルト】116.ピエモンテ併合

　イタリアのピエモンテは、サルディーニャ王国の領土であったが、ナポレオンの第一次イタリア遠征によって、フランスの衛星国となった。　アルバ共和国、ピエモンテ共和…

コンスタンティヌス帝の凱旋門

 ローマに残るたった３つの凱旋門のうちの一つです。 コロッセオの脇にあり、最も観光客から写真を撮られる頻度が高い凱旋門。 凱旋門は、戦勝をたたえて、皇帝や将軍…

トレビの泉とその周辺

  ローマに来て、ここを訪れない人はいないでしょう。 街の中心のとても便利な場所にありますし、地下鉄の最寄り駅はないけれど、スペイン広場（地下鉄A線　spag…

No.003【ヨーロッパを分裂させた、フランク族の分割相続】八十八

　ラウールは、ブルゴーニュ公リシャールの息子で、前述の通り、ロベール1世の娘、エマの夫あるため、カロリング家とは、縁戚と言えるが、限りなく、無関係に近い。　ラ…

第3位【ナポレオン・ボナパルト】115.タレーランの道徳観念

　イギリスとの「平和」、即ち、アミアンの平和条約締結は、外務大臣である、タレーランの功績であった。　タレーランは、ナポレオンと異なり、「平和」を志向したが、絶…

No.003【ヨーロッパを分裂させた、フランク族の分割相続】八十七

　ウードは、885年の冬、パリを包囲していた、ノルマン人を撃退し、カール3世の廃位の翌年の888年2月、領邦諸侯及び、司教等の推戴によって、西フランク王国の王…

第3位【ナポレオン・ボナパルト】114.レジオンドヌール勲章

　終身大統領就任に先立つ、1802年5月29日、レジオンドヌール勲章が、制定された。　フランスに対して、「卓越した功績」のあった、「軍人、または、市民」に褒賞…

No.003【ヨーロッパを分裂させた、フランク族の分割相続】八十六

　しかし、アダルベルト2世は、オットー1世の進撃の前線から逃亡した。　アダルベルトとベレンガーリオの父子の王位は、正式に剥奪された後、オットー1世は、パヴィア…

第3位【ナポレオン・ボナパルト】113.ナポレオンの警察相解体

　1802年8月4日、ナポレオンの終身第一統領就任の二日後には、共和暦十年の憲法が、発布された。　統領制は、任期と内容が、修正され、ナポレオンのみならず、カン…

No.003【ヨーロッパを分裂させた、フランク族の分割相続】八十五

　ウーゴは、イタリア王国の要職、領地の多くを、親族及び、古くからの信頼できる、友人に与えた。　しかし、ウーゴの行為は、イタリア貴族にとって、脅威となり、最終的…

第3位【ナポレオン・ボナパルト】112.終身第一統領

　ナポレオンは、オートゥーユの陰謀の後、世襲の皇帝への道を明らかに意識していた。　そのため、民主の反応を探ろうと、ナポレオンの帝位への道を開くとの主張の小冊子…