歪められた日本の言論、その起源は米国の検閲か!?―『閉ざされた言語空間』著:江藤淳
筆者について 筆者の江藤淳氏は東工大や慶応大の教授を歴任。文芸評論家としても著名。1998年に奥様を亡くされた後、追うかのように翌1999年に自死。 感想 ”あなたは騙されている、洗脳されている!!” そんなことを言われたら、大抵の人は白けてしまうのではないでしょうか。或いは胡散臭そうに感じてしまうのではないでしょうか。 たしかに私の表現はちょっと言いすぎかもしれません。けれども筆者の主張は、日本人の思考は米国当局の意向を自主的に聞くようにコントロールされている、という事だと思います。ここまで直接的な表現はしていませんが、より洗練された言い方で彼はこれを『閉された言語空間』と表現したのだと思い…