砂糖を切り口に西洋近現代史の暗部を晒す―『砂糖の世界史』著:川北稔
概要 砂糖という「世界商品」の歴史を紐解くことにより、近現代史を大陸横断的に俯瞰し、砂糖の文化的インパクト(特に民衆へのそれ)を分析する。ジュニア文庫からの出版も、非常に内容が濃くかつ簡潔、大人が読んでも遜色のない内容です。なお筆者は大阪大学で長年教鞭をとっていた川北稔氏。 感想 10年程前からほしいものリストに入っていました。出版年も結構古いし(1996年)、いつかブックオフで100円で買ってやろうと思っていたもののなかなか出会わず。活動制限令の下、勇気と財布を振り絞り新品で買った次第です。 激押し!世界史が更に面白くなる! 一言で言うと面白かった。本当に面白かった。スタディサプリなんかより…